生命医科学研究所

所長あいさつ
本研究所は近年、急速に進歩しつつあるライフサイエンス(=生命科学)について、多角的な研究を行う総合研究機関です。ここでは、軸となる5つの研究部門のほか、学内・外の研究者による共同研究プロジェクト部門や、コンピュータネットワークをはじめとする様々な支援施設とも密に連携した高度な研究活動を実践しています。
生命科学は、人間を含む生物の営む生命現象を分子・遺伝子レベルで明らかにし、生命を脅かす難病の発症機序を究明して人類の福祉に貢献、さらに生命の起源と進化のルーツを探って人類の未来を占う、きわめて重要な学問であり、大きな期待を集めています。
研究所長 安部 良
研究部門
免疫生物学研究部門
病気の原因となる微生物から体を守る「免疫」のメカニズムを細胞、分子、遺伝子レベルで解明する最先端の研究領域をカバーします。がんや自己免疫などの難病、老化、アレルギー、AIDSといった重要な生命現象が主な研究対象です。
分子生物学研究部門
遺伝子標的組換えなどの分子生物学の手法を用いて、遺伝子を基本単位として生命現象を解明する研究部門です。免疫細胞分化、免疫応答、発がん、細胞死などのメカニズムをDNAの構造変化から生体の応答まで様々な階層で研究します。
生命情報科学研究部門
生命科学の基礎となる蛋白質やDNAなどの情報収集および解析を行い、構造と活性との相関関係を情報理論的に解明。体内での情報伝達機構などを、イメージングなどの先端技術を駆使して研究します。
分子病態学研究部門
生体における病態には、免疫性の炎症が深く関わっている。免疫性炎症にはアレルギー性炎症・急性炎症・慢性炎症などがあり、これらが癌化や多くの自己免疫性の難治性疾患の起点になっていることが分かってきています。当該研究部門はこのモデルを揃えることで、病態の分子基盤を理解するためのデータ蓄積を目指し、これらデータに元ずく創薬を目指します。
発生及び老化研究部門
生物の発生から、分化、成長、老化、そして死まで、時間とともに生じる様々な生命現象を組織幹細胞の分子・遺伝子の変化としてとらえ、組織や器官の再生に向けた研究に取り組んでいます。
実験動物学研究部門
実験動物学分野の教育・研究を推進するために平成20年度に開設された新しい部門です。免疫担当細胞や造血系細胞の分化や機能に関わる遺伝子改変動物を作成しそれらの分子の役割の解明に取り組んでいます。
共同研究部門
5つの研究部門とは別に、生命科学に関する新提案について、学部・学科を超えたチームが共同研究を行うプロジェクト部門です。
客員研究部門
民間及び公立の研究所が参入した共同研究部門で基礎研究の方法を吸収しながら独自の研究を発展させ視野の広い研究開発を行います。
