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生越 由美
理工系で学んだことが自信の源に
総合科学技術経営研究科知的財産戦略専攻[東京理科大学専門職大学院]
生越 由美 教授 Yumi Ogose
専門分野を活かせる特許庁に就職 子育てとの両立も

もともと理科や算数が大好きで、薬学部を志したのは小学6年生の時。夏休みの宿題でサリドマイド児に関する本を読み、衝撃を受けたことがきっかけでした。また米国ではサリドマイドが発売禁止になったのに、日本やドイツでは発売禁止にならなかったということを知り、情報の大切さに気付いたのです。
そしてその希望どおり東京理科大学の薬学部に進学し、大学在学中に国家公務員上級職試験に合格して、特許庁を就職先に選びました。入庁十数年目に法改正・予算要求・機構要求の部署を続けて担当した時は、帰宅するのが連日深夜に及ぶというハードな日々を体験。当時、娘と息子がまだ小学生で、子育てとの両立は大変でしたが、家族の協力と理解で乗り切ることができました。

良心に従って真面目にやった
研究成果が自分を助けてくれる

その後、信州大学大学院で講義を受け持つようになったことがきっかけで教育の道に進むことになりましたが、今、改めて、大学時代に理工系の専門分野を選んでよかったと感じています。
たとえば、仕事上で上司とぶつかった時、社会系の人であれば人間関係のパワーゲームに負けて不本意な思いを強いられることもあるでしょうが、理工系の世界では研究成果がすべてです。自らの良心にしたがって真面目にやってきた研究成果が自分を助けてくれる。これは働く若い女性にとっても大きな利点ではないでしょうか。
また、理工系ならではの専門資格も取りやすいので、結婚や出産で一時的に職場を退いたとしても、資格が社会復帰を助けてくれるでしょう。私自身、理工系で専門分野を学んできたことが、自分への自信の大きな源になっていますし、18〜20歳の頃に何を学ぶかは、その後の人生に決定的な影響を及ぼすと思っています。若いうちに学ぶ語学と同じで、この時期に理工系の基盤をつくっておくことは女性の将来設計にとって、必ず大きなメリットになるのではないでしょうか。

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